ヤフー株式会社が2019年10月17日に新しくオープンさせた
PayPayモールをご存知ですか?
PayPayといえば、100億円キャンペーンで一躍有名になった
QRコード・バーコード決済サービスですが
そのPayPayを冠した新しいショッピングサイト『PayPayモール』
Yahoo!ショッピング(ヤフーショッピング)もあるし
結局PayPayモールとの違いはなんなのでしょうか?
今回はPayPayモールとYahoo!ショッピングの違いを比較していきます!
どうしてPayPayモールができたのか
PayPayモールは、2019年10月17日にヤフー株式会社が
新たにオープンしたネット通販サイトです。
ヤフーはすでに「Yahoo!ショッピング」というネット通販サイトがあるのに
どうして似たような形態の通販サイトを立ち上げたのでしょうか?
ヒントは中国の「タオバオ(淘宝)」と「天猫(T-mall)」の存在でしょう。
中国のタオバオ(淘宝)は主に個人間取引(CtoC)
例えれば、日本のヤフオクやメルカリに近い形なのに対し
天猫(T-mall)は企業と個人の取引(BtoC)で成り立っています。
この天猫(T-mall)。
有名メーカーが出店しているという特徴があるのですが
中国では、ある程度の代金を支払ってもしっかりした製品を選びたいという
消費者が増え始め、サイトが急伸したそうです。
一方、PayPayモールも「厳選ストアによる、ワンランク上のお買い物体験を」
と銘打っており、中国の天猫(T-mall)と同じ流れを汲んでいるのが見えます。
名前にもmallを付ける位なので、T-mallの成功を参考にしているのは間違いないでしょう。
(ちなみにタオバオの成功は、PayPayフリマで追おうとしているはず)
PayPayモールとYahoo!ショッピングの違い
PayPayモールとYahoo!ショッピングの違いは、主に
- 出店するストアの違い
- 検索結果や商品ページは上質を意識
- PayPayモールに特別キャンペーンを実施
詳しく解説していきます。
大きな違いは、出店ストア。出店条件に水準がある
現在PayPayモールに出店しているストアの一例です。
▼PayPayモールに出店しているストア例
・ZOZOTOWN(ファッション)
・LOHACO(生活雑貨)
・ヤマダ電機(家電)
・コジマ電気(家電)
・シーボン(化粧品)
・ケーズデンキ(家電)
・丸三食品(食品)
・ジョーシン(家電)
・ノジマ(家電)
・ソフマップ(家電)
・ダイソン(家電)
・ENOTECA(ワイン)
・食べマート(食品)
・イオンサクワ(食品・生活雑貨)
・ゴディバ(食品)
出典)PayPayモール公式サイト
「厳選ストアによる、ワンランク上のお買い物体験を」と銘打つだけあり
有名企業が並んでいます。
また、出店ストアには一定の水準を定めています。
1. Yahoo!ショッピングベストストアアワード受賞歴があり、かつ、過去約90日間において80%以上の期間、「優良店」であること
2. Yahoo!ショッピング経由での年間流通1.2億円(税込)以上、かつ、過去約90日間において80%以上の期間、「優良店」であること
3. 上場企業または上場グループに属する企業であること
4. (グループを含む)企業年商 100億円以上(「家電」カテゴリのみ 500億円以上)であること
「優良店」と認定された出店者。と記載がありました。
今のご時世なら配送速度なども見ていて、判断していそうです。
大企業から個人商店に近いような店まで玉石混合な為
たまにハズレなストアに合うことに比べると
PayPayモールは、とにかく『購入するのに安心なストア』を基準にしている
というのは、大きな違いの1つでしょう。
検索結果や商品詳細の見せ方が違う
Yahoo!ショッピングは、とにかく情報量が多いです。
言い方を変えれば、いろんな情報がありすぎてダサいともいえます。
これに比べると、PayPayモールは幾分スッキリした印象があります。
- Yahoo!ショッピングが楽天型
- PayPayモールはAmazon型
に近いですね。
PayPayモールは厳選・上質をキーワードにしているので
見やすいといわれるAmazonのシンプルな見せ方を参考にしたと思われます。
また、zozotownがPayPayモールだけに入っているので
ファッション系にもなじむような、見せ方にしたいのでしょう。
(本家ZOZOTOWNのように、ファッション系はシンプルな見せ方が多い)
異なるキャンペーンを実施している
Yahoo!ショッピングとPayPayモールでは、異なるキャンペーンを実施しています。
簡単にいうと、PayPayモールの方がお得になるキャンペーンが多いです。
これは、PayPayモールの方が新しいサイトなので
まずは認知度・集客を高めるのが最大の狙いで間違いないでしょう。
(100億円キャンペーンは、PayPay関連の代名詞になってきていますし)
PayPayモールだけで実施されているキャンペーン
現在PayPayモールの方で行われているキャンペーンは
上記はどちらも2020年3月31日までとなっています!
4月1日から、新しいキャンペーンの告知がありましたが
上記に比べると、かなりお得度が下がっているので
今のうちに利用しておくのが、断然おススメです!
Yahoo!ショッピングで実施されているキャンペーン
Yahoo!ショッピングで定期的に実施されているキャンペーンは
があります。これらのキャンペーンをPayPayモールと比較してみると
以下の通りでした。
キャンペーン | Yahoo!ショッピング | PayPayモール |
---|---|---|
5のつく日 | 〇 | × |
ゾロ目の日クーポン | 〇 | × |
くらしの応援クーポン | 〇 | 〇 |
日替わりクーポン | 〇 | 〇 |
キャンペーンの目玉ともいえる、5のつく日とゾロ目の日クーポンについては
どちらもPayPayモールは対象外となっています。
狙いどころは「日替わりクーポン」でしょう。
ポイントとクーポンは併用ができるため
その日のカテゴリ配下の商品なら、
- クーポンで、15%~最大30%が割り引かれる
- PayPayモールキャンペーンでポイントが20%もらえる
ここまで還元度の高いキャンペーンの併用は、他ではないでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
PayPayモールとYahoo!ショッピングの違いは
⇒PayPayモールは「厳選・上質(ワンランク上)」を重視している
・ストアの違い
⇒PayPayモールは、安心して買えるように「ストアを厳選している」
・商品の見せ方の違い
⇒PayPayモールは、UI(見た目)をシンプルにわかりやすくしている
・キャンペーンの違い
⇒PayPayモールは、Yahoo!ショッピングに比べるとお得なキャンペーンがある
⇒キャンペーンはいまだけ! 利用するなら3月31日までに絶対するべき!!
PayPayモールには随時参加ストアが増えてきているようなので
中国のような成功例となるのでしょうか?
ヤフーは今年LINEとの経営統合もあるので、LINEとの絡みも気になります!
引き続きYahoo!ショッピングの動きにも注目です。
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